AIが作る“要約”が引くレベル
ChatGPTなどのブームでAIの性能が高まってきたことは周知の通りですが、最近はそのレベルが「引くほど」にヤバくなってきていることに気づいていますか?
今でも生成AIをはじめとしたAIは「人間の猿真似をしているだけ」だとか「人間が作った作品を少し変えたコピーを作っているだけ」だとか「AIは文章の意味を理解しているわけではない」などと言う人が居ますが、その認識を大きく改める時期に来ていると思われます。
私はオンラインサロンを運営しているのですが、その中で月に二回ほどZoomというオンラインミーティング用アプリを使ったオンラインミーティングを行っています。
Zoomはコロナ渦中にリモートワークで有名になったので知っている方も多いでしょう。
Zoomでは全国から音声で繋いだ六人から十人程度でわいわいガヤガヤと適当に好きなことを話しているだけなのですが、最近、ZoomにAIによる要約の作成機能が追加されました。
試しにその機能を使ってみたのですが、そのAIが作った要約を見て私は腰が抜けるほどに驚きました。
Zoomではいつも大体4時間から5時間程度、サロンメンバーと話すのですが、AIはその内容を一枚の紙で印刷出来る程度の文字数にまとめてくれます。
つまりAIは約5時間もの長時間に、皆が適当に話していることをものの見事に要約してくれるのですよ。
参加者には方言(なまり)がある人も居るし、マイクや回線の調子などで人間でもよく聞き取れないこともあるのですが、AIは完璧に日本語の音声を認識し、そして誰が何を話しているのかを聞き分け、他のメンバーからのコメントや反論といった会話のキャッチボールなどの
「文脈」を明らかに理解している
としか思えないのです。まるで中に隠れて人が入っているのではないか?と思うほどのクオリティーなのですが、ハッキリ言って平均的な人間の能力よりもAIの方がずっと優れていると思いました。
人間であってもこれ程までに的を射た要約を作れる人がどれ程居るのか?と思います。
しかもAIは処理速度(要約の作成速度)が一瞬なのです。
AIは人間の作品を学習してモノマネをしているのではなく、明らかに言語や会話の内容を理解し始めていると思います。
いつかはそんな日が来るとは思っていましたが、その日があまりに早すぎました。
AIの作る要約を見て一般の方はあまりピンとこないかも知れませんが、一応コンピューターの専門家である私から見ると、明らかにAIは一線を越えてしまったと思いました。既にパンドラの箱は開けられ、戻ることは出来ないのです。
よってAIが人間に変わって殆どの仕事をして人間が働かなくなる時代、私の言葉で言うところの「満腹パイの時代」はもうすぐそこまで来ていると思います。
これについてはまた改めて詳しく述べると思いますが、小さい子ども達やこれから生まれてくる子達は、もしかしたら大人になった時に就職することが出来ないかもしれません。
つまり塾に行って勉強をしたり高い学歴を身に付けることは、就職という目的に於いては無駄になる可能性が高いと考えています。
言ってもこれらは、昭和の価値観ですからね。
つまり今の子ども達には、もっと他にやらなければならないことがあるのですよ。
AIの進化スピードはこれからもっと加速するでしょう。ええ、わずか1年で今までの10年分以上の進化をしてしまうほどに。
いわゆる「シンギュラリティ」はきっともうすぐそこにある気がします。
そしてシンギュラリティ後の世界について、すぐにでも皆で議論を始めなければならないのですよ。
そう言い続けて既に5年近くが経ちましたが、きっとこれからも日本は何一つ変わることはないでしょう。
きっと今後も日本では議論もしないし、AIで世界のトップに躍り出るための投資もしないし、だからといってAIの規制もしないでしょう。
そして何ら影響を与えることが出来ない自らの無力さを感じる今日この頃です。
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