実験してみる


今までに色んな理屈を書いて来ましたが、多くの人にとって理解することは難しいと思われます。
なので敢えて一発目に「論より証拠」で、誰でも簡単に実験出来ることを書いてみようと思います。

メタフェイスの中でも中核となるものは幸福についての理解です。
幸福についてその理屈を読んだだけでは今一腑に落ちないかもしれませんが、実践してみるとその正しさがわかるものです。
特に今、メンタルが不調な人や何をやっても上手く行かない人、自己肯定感を持てない人など、現在の幸福レベルが低いと感じている人こそ是非以下のことを試して見てください。

それは、

外に出て何か一つで良いので、人のために行動すること

です。
必ずしも外に出る必要はないかもしれませんが(オンラインなどもあるので)、外に出た方が体感しやすいのでそちらをお勧めします。

例えば電車に乗って人に席を譲る。老人や妊婦さん、その他席を必要としていそうな人に譲るのが良いでしょう。
或いは重い荷物を持って階段を上っている人の荷物を持ってあげる。
横断歩道でお年寄りに寄り添ってあげる。友達と一緒に写真が撮りたそうにしている人にこちらから話しかけて一緒の写真を撮ってあげる。
その他、困っている人を助けてあげる。

もし1人も困った人に出会わなければ、お店の店員さんを褒めてあげるでも良いでしょう。

ええ、わかります。これらは意外と勇気がいるものですよね。
親切を断られることも良くあるし、周りの人からジロジロ見られることもあるでしょう。
でもそこは、騙されたと思ってやってみてください。

もし好意を断られたとしても腹を立ててはいけません。なぜならこれらの行為は「自分のためにしている」のですから。そうです、相手のためではなく「自分が気持ちが良いからする」のですよ。
なのでもし、相手からお礼を言われなくても全く関係はありません。自分の幸福度を上げさせてもらった上に、更にお礼まで期待するのは「求め過ぎ」というものです。
ここの理解が正確でないと、自分の幸福度を上げることは出来ません。

今のあなたがどんな境遇であっても、きっとこれらの行為から得られる幸福感は、他で得ることは出来ないでしょう。
お酒やご馳走やギャンブルは確かに一時的には幸福感を与えてくれるかも知れませんが、その幸福感がどれだけ続きますか?
これらは決して長続きすることはありません。それどころか後でリバウンドで余計に落ち込んだりしますよね?
更にこれらには健康を害したりお金を失うという副作用があります。

ですが人のために行動することに副作用などは無く、そしてあなたに長い時間継続する幸福感を与えてくれます。結果として、メンタルの調子も良くなることでしょう。
何しろこれは釈迦やキリストが至った幸福の境地なのですから、その信頼度はお墨付きなわけです。

実際に人に助けられるよりも、助ける方が遙かに自分の幸福度は高くなります。
人間の脳というのはその様にプログラムされているのです。

言葉で理解出来ることには限界があるので、たまには理屈を忘れて、とにかく実験してみるのも良いと思いますよ。
そう、このページもただ読むだけでなく本当にやってみる人とやらない人とでは、天と地ほどの差が生まれます。

そしてそんな身近なところから、メタフェイスを理解して頂ければと思います。


戻る   トップページ