本サイトが無断でYouTube動画にされていました


実は大分前から今後の具体的な予定と予告について詳しく書いていたのですが、少し思うところがあって公開をためらっていました。
ご存じの方も居るかも知れませんが、本サイトのいくつかのページをコピペしてくっ付けたものがYouTube動画にされていました。

一応リンクを張っておきますが、内容だけでなく文章まで完全に同じなので偶然であることはまずないでしょう。

https://youtu.be/97mH9kO82Jk?si=kYUhLlNGghhFtmt8

内容はほぼ全て私が本サイトに書いた文章であり、95%以上の一致だと思います。
この動画の出典は主に以下の記事でしょう。

仏教と釈迦の教えは別物?
釈迦は何を悟ったのか(前編)
釈迦は何を悟ったのか(後編)
VR解釈で“空”を説明する
究極の問い(後編)

先に言っておきますが、本サイトを動画化して広めて頂くこと自体は大歓迎です。
ただし”本サイトが出典(全ての引用元)であることを述べていただければ”です。その場合は特に許可も必要ありません。むしろ宣伝して頂くことは有り難いことですからね。

しかしながら許可もなく、出典を載せることもなく、あたかも全てを自分で考えたかのような動画にして不特定多数に公開してお金まで儲けているとなると話は別です。

因みに私は本サイトで一円も稼いでいません。むしろサイト運営のためのサーバー料金などが掛かるので赤字です。
また本サイトは簡単に書いているように見えるかも知れませんが、書かれている答えに行き着くまでには数十年単位の年月が掛かっています。その過程で大学の物理学科で学んだことも先述の通りです。

本サイトに書かれていることは物理や科学の範疇に収まるものではないため論文だとは言っていませんが、本サイトの記事は実質的に私が一般の人向けにわかりやすく書いた論文のようなものです。

因みに科学の世界では、誰かが研究した末に導いた理論や仮説を書いた論文をコピペして、そのまま自分の論文として発表する人はいません。当たり前ですが、そんなことをやったら”終わり”だからです。(だから博士論文で剽窃(ひょうせつ、簡単に言うと他人の作品や論文を盗んで自分のものとして発表すること)がバレた小保方さんは、後に早稲田大学から博士号を取り上げられたわけです)

逆にですが、科学の世界の論文で他人の論文を引用することは当たり前です。但し、必ず出典(論文名と書いた人の名前)を論文内に書くことがルールです。こんなものは普通は大学の3年生までに習うはずです。

なので私もこの事態は想定していませんでした。だから戸惑っているのですよ。
丸パクリと言っても確かに本サイトは正式な論文でもなければ、向こうも論文ではなくYouTube動画です。なのでこういうケースについてはルールが曖昧なのでしょうか?

付け足すと、この動画の再生回数は20万回以上にのぼり、コメントも数百件ついています。
つまりこの動画は私の書いたこと、つまり私の考えを壮大に宣伝してくれたことになるし、普段なかなか頂けないアンケートによる感想をYouTubeのコメントという形で膨大に頂けた(見ることが出来た)こともまた事実です。

しかしながらやはり学生時代は科学の世界、卒業後は技術の世界に居た者として無許可で出典を書かないコピペは不快であるというのが正直なところです。
少なくともコメント欄を見る限り、視聴者はこの動画の内容は全てアップ主が考えたと捉えているように見えますからね。

因みにですがこの動画以外にも「この動画の作者は恐らく本サイトの読者だろうな」と思ったことは何回かありました。
ですがそれを言うなら私だって色んな人の書籍などから学んできましたし、インスピレーションも得ています。(例えば仏教については、あるお坊さんの影響を強く受けています)
もちろん昨今では無料で見られるネットから学ぶことだってありますし、そもそも誰からも学んでいない人など存在しないでしょう。


しかしながら、それと“コピペによる丸パクリ”は違うということです。更に私が全ての人に無料で公開している物で、お金まで儲けているのですからね。感情的に不快なのは理解して頂けると思います。


先述の通りそもそも科学技術の世界で他人の論文(記事)をコピーたものを自分のものとして発表することはないし、また個人で運営しているウェブサイトがパクられるということを今までは全く想定していませんでした。ええ、完全に思考の外にあったのです。
ですがこれからは、そういったことも考えなければいけないのか?と思ったわけです。

これから行うメタフェイスプロジェクトはとても斬新でオリジナルでインパクトが強いものだと思います。ですが、例えば(今回のように)多くのフォロワーやチャンネル登録者を持つインフルエンサー的な人がそれを読んで企画をパクったら、オリジナルの私よりもそっちが発起人だと認識されることは間違いないと思われます。
さすがにそれは頂けません。

そんなわけで原稿は既に出来ているのに、公開することをためらうこの数週間でした。

因みに法的な話をするなら、日本国に於いては本人が望もうが望むまいが、作成した文章には著作権が発止します。つまり本サイトの記事にも全て著作権があり(トップページにCopyright(c)ってちゃんと書いてありますよね?)法律でがっちり守られています。

「だったらYouTubeに通報すれば良いのでは」と思われるかも知れませんが、そうしても向こうは損をしますが(おそらくこの動画の収益は支払われない)こちらには何の得もありません。
なので現時点では通報はせずに放置している状態です。

何度も言いますが、出典さえ述べてくれればそれでお金を儲けようが何をしようが私はかまいませんし、マージンをくれという気もありません。
ただ本サイトの中でも極めて重要な理論(全て私が一人で考えたオリジナルの答え)であるVR仮説と釈迦の悟りの融合や、悟りと死とVRゴーグルを外す話、超弦理論と般若心経と空と液晶ディスプレイの話、シュレディンガーが物理を止めて生物学者になったことと熱い鉄球の話など、私が数十年間もがき苦しみながら学び、考え、ついに至った答えをどこの誰かもわからない者にまるで全てを自分で考えたかのように話されてはたまらないだけです。

おまけに多くの訓練の末に一般の方にもわかりやすい説明原理と文章を書けるようになった、その文章までそのままコピーですから。


長くなりましたが、そんなわけで特に若い方に尋ねたいのですが、紙媒体と違ってネットの記事は著作権を無視して良いというのが今の一般的な考え方なのでしょうか?
そうなると今後、無料で不特定多数の人に公開するという方針を変えることも考えないければいけませんが、出来ればそれはしたくないのですよ。それだと救えない人が増える(というより、殆ど救えない)ことがわかりきっているので。


正直に言って結論はまだ決めかねているので、今後も起きるかも知れない著作権無視や、企画などが盗まれることについて読者の皆さんの知恵をお借り出来ればと思います。良い解決策などがあれば是非アンケートフォームからご意見、アイディアなどを下さい。

皆がマナーを守ってくれれば今まで通りで何の問題も無いんですけどねぇ……。


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